Project Description

パレルモ・マッシモ劇場

G.ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」

指揮 フランチェスコ・イヴァン・チャンパ

プロローグと全3幕
原語上演・日本語字幕付き

2022年 6月17日(金) 18:30開演・6月19日(日) 15:00開演

ドミンゴ日本最後のオペラ出演!

ヴェルディが書いたオペラのなかで、どれが一番感動的かといえば、《シモン・ボッカネグラ》だろう。実在したジェノヴァ共和国の総督が主人公のこのオペラは、初演後20年以上を経て、円熟期のヴェルディの手で徹底的に改訂され、全編に生気と力感がみなぎっている。

シモンと娘アメーリアの生き別れと再会、陰謀、誤解、そしてシモンの死。劇的な状況と心に染み入る場面が交錯し、円熟の管弦楽と心の琴線に触れる旋律に彩られ、終幕まで緊張が途切れない。第1幕の父娘が再会する二重唱では、心の動きが緻密かつ克明に描写されて圧倒的な感動を呼ぶ。同じ幕のフィナーレに改訂で加えられた、パオロを告発する場面には、聴き手が身震いするほどの劇的緊張感がみなぎる。そして、和解ののちの静かなシモンの死。

ところが上演機会が少ないのは、低い男声が中心で、声の饗宴としては地味になりやすいからだろう。しかし、それは歌手次第。円熟のバリトンとしていまも奇跡の快進撃を続けるドミンゴが主役なら、弱点がそのまま美点に変わる。ほかもドミンゴと相性のいいすぐれた歌手が選び抜かれ、伝説の公演として将来まで語り草になるはずだ。

東京文化会館 大ホール
2022年 6月17日(金) 18:30開演・6月19日(日) 15:00開演

入場料(税込)
/S席 49,000円 /A席 40,000円 /B席 32,000円 /C席 24,000円 /D席 16,000円

「シモン・ボッカネグラ」キャスト / 指揮

【シモン・ボッカネグラ】
プラシド・ドミンゴ

いわずと知れた「三大テノール」の雄。60年を超えるキャリアも150前後におよぶレパートリーも規格外だが、80歳を超えてなお、バリトンとして毎月のように世界の主要劇場で主役を歌い続ける事実は、奇跡としか呼びようがない。しかも歌唱の水準が低下しないまま、年輪とともに味わいが加わり、空前絶後の圧倒的な進撃が続いている。

【アメーリア】
ダビニア・ロドリゲス

太陽のきらめきや乾いた空気を感じさせる濃密な声を自在に操り、微妙なニュアンスから激情までを見事に描き分ける、カナリア諸島出身のリリック・ソプラノ。卓越した音楽性と細やかな感情表現は、ドミンゴの相手役として不足がない。

ヤーコポ・フィエスコ
ラファエル・シヴェク

ヴェルディ作品に求められる深くて格調の高い声と十全の表現力を兼ね備える、ポーランド出身のバス。当たり役《ドン・カルロ》のフィリッポ2世では、圧倒的な威厳を漂わせたまま心の襞まで歌い上げる。最高のフィエスコが約束される。

【ガブリエーレ・アドルノ】
アゼル・ザダ

ドラマティックな声をきわめて正統的に響かせる、アゼルバイジャン出身のテノール。表現は力強いのにフレージングは端正で、ピアニッシモも美しいところは、若きドミンゴを彷彿させる。ガブリエーレの内面が深く掘り下げられそうだ。

パオロ・アルビアーニ
ミーシャ・キリア

変幻自在の表現力を誇るジョージア出身のバリトン。十八番の《ファルスタッフ》であらゆる状況や心理を細やかに歌い上げ、圧倒的な喝采を浴びている。技巧が求められるロッシーニの諸役も得意で、パオロの心の闇が深く照らされるだろう。

【指揮】
フランチェスコ・イヴァン・チャンパ

ナポリ東郊アヴェッリーノ出身で、母国のオペラの精神を知り尽くした若手指揮者。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院に学び、最も得意なのはヴェルディ。劇的構成力もオーケストラの統率力も申し分なく、歌手の生理も知り尽くしている。

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2022年2月一般発売予定

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