絵を描くことは、最高の楽しみ
フジコは、ピアノを奏でるとき、色を付けるように弾くと言う。
ピアノと絵画。フジコのイメージの中で、そのふたつを繋ぎ合わせているのだろう。
日本で最も支持されるクラシックピアノの偉才、フジコ・ヘミングが絵を描くことは実はあまり知られていません。
フジコの作品は、ひとつひとつ繊細で独特なタッチで描かれており、見る人の心を魅了します。
今回の絵画展では、展示作品や昨年発売された画集について、描いた当時のエピソードや自身の思い出を綴ったフジコの語りも初公開いたします。
ピアノと共に壮絶な人生を歩んできたフジコにしか描きだせない、高い芸術性を持つ作品の数々を、ぜひご堪能ください。
【 特別販売 】
ご来場いただいた方には、フジコ・ヘミングの貴重な絵画作品をはじめ、彼女の美しい作品を一冊にまとめ豪華なアートブックとして好評販売中の画集や、最新の演奏を収録したCDなどをご購入いただけます。
- 数ある作品をパリの工房で石版印刷(高品質リトグラフ)した絵画作品
- フジコが選んだ作品46点を収録した画集
- フジコ・ヘミング最新録音のCD
フジコ・ヘミング絵画集
【発 売】2023年10月26日
【カテゴリ】絵画集
【作 品】46作品(表、裏表紙含む)
【ページ】A4判48ページ
【発 行】コンサート・ドアーズ
【価 格】3,000円(消費税10%込)
開催概要
開催期間 | 2024年4月29日(月・祝)〜5月5日(日)11:00〜18:00 ※初日は13:00開館、最終日は16:00閉館 |
会場 | 銀座幸伸ギャラリー 東京都中央区銀座7丁目7番1号 銀座幸伸ビル |
入場無料 | ※未就学児の入場はご遠慮いただきます。 |
お問合せ | コンサート・ドアーズ 03-3544-4577(平日10:00〜18:00) |
会場MAP
フジコ・ヘミング ( Fuzjko Hemming )
日本人ピアニストの母と、ロシア系スウェーデン人デザイナーの父を両親として、第二次世界大戦直前のベルリンに生まれる。父と別れ、東京で母の手ほどきでピアノを始める。東京藝術大学を経て、28歳でドイツへ留学。ベルリン国立音楽学校を優秀な成績で卒業。その後演奏家としてキャリアを積み、バーンスタインなど世界的音楽家からの支持を得るが、大切なリサイタル直前に風邪をこじらせ聴力を失う。失意の中、ストックホルムに移住。ピアノ教師をしながら、欧州各地でコンサート活動を続ける。
1999年には、フジコのピアニストとしての軌跡を描いたNHKのドキュメント番組、ETV特集『フジコ〜あるピアニストの軌跡』が大反響を巻き起こす。「フジコの演奏をもっと聴きたい」という視聴者からの要望が殺到し、番組は幾多に及び再放送され、さらに続編『フジコ、ふたたび〜コンサートin奏楽堂』も放送された。同年に発売されたファーストCD『奇蹟のカンパネラ』は200万枚を超える売り上げという、クラシック界異例の大ヒットを記録。その稀有な生涯はフジTV系列で菅野美穂の主演によりドラマ化もされている(『フジコ・ヘミングの軌跡』)。
デザイナーの父の影響もあり、小さいころから絵を描くのが好きだった。数多くの作品があり、猫、ピアノを弾く少女の絵は特にファンが多い。