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モスクワフィルハーモニー管弦楽団 


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モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団

第2次世界大戦後、ロシア政府はレニングラード・フィルのライバルとなるオーケストラの設立を目指していた。ロシア各地から選抜された優秀なプレイヤーたちにより、1951年年モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団が結成。音楽監督にはロシアで有名な指揮者キリル・コンドラシンが任命され、親交のあった作曲家ショスタコービッチの後期交響曲の数々を初演した。それによって楽団は世界的に話題となり、ストラヴィンスキーやペンデレツキーを初めとする当時の西洋音楽界はこの新しい楽団に多大な関心を寄せた。客演は現在に至るまで、ザンデルリンク、コンヴィチュニー、マゼール、メータ、ソリストにはルービンシュタイン、スターン、メニューイン、グールド、ポリーニ、ミケランジェリ、リヒテル、ロストロポーヴィッチといった錚々たる面々が名を連ねている。
現在はユーリ・シモノフを首席指揮者とし、国内はもとより国際的なコンサートも積極的に開催している。

 

ユーリ・シモノフ(指揮)

ブラス・セクションを大きく鳴らし、打楽器を炸裂させるシモノフの、「ロシア風」といえる音楽づくりは日本でもファンが多い。ロシア系作曲家の作品はもとより、モーツァルトやベートーヴェン、マーラーからイタリア・オペラに至るまで、多彩なレパートリーを獲得している。1968ローマ・サンタチェチーリア指揮者コンクールで優勝。その後レニングラード・フィルハーモニー交響楽団にてムラヴィンスキーの助手をつとめる。1969年ボリショイ歌劇場に招かれ「アイーダ」でデビュー。1985年まで首席指揮者を務め、当歌劇場では最長の任期であった。1998年モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。NHK交響楽団にも客演している。

 

 

ソリスト


(c)尾形正茂

大谷康子(ヴァイオリン)

2015年、デビュー40周年を迎えた人気・実力ともに日本を代表するヴァイオリニスト。1708年製ピエトロ・グァルネリで演奏している。華のあるステージ、深く温かい演奏で聴衆に感動と喜びを届けており「歌うヴァイオリン」と評される。
東京芸術大学、同大学院博士課程修了。国内外のオーケストラとも共演を重ね、2015年のキエフ国立フィルとの日本ツアーも成功し、2017年「キエフの春音楽祭」に招待されている。東京交響楽団と1公演で4曲の協奏曲を演奏する前代未聞の快挙で話題となり、2016年12月からは大谷康子の10年プロジェクト「ヴァイオリン賛歌」がHakujuホールで始まった。2015年、ジャズ界の巨匠、ピアニスト山下洋輔氏との共演で新境地を開き、16年11月「KAWASAKI JAZZ2016」のグランドフィナーレでの共演は大成功を収めた。

 


(c)K.Miura

上原彩子(ピアノ)

第12回チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門において、女性として、また日本人として史上初めての第一位を獲得。第18回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞受賞。これまでに国内外での演奏活動を行い、ヤノフスキ、ノセダ、ルイジ、ラザレフ、ブラビンス、ペトレンコ、小澤征爾、小林研一郎、飯森範親各氏等の指揮のもと、国内外のオーケストラのソリストとしての共演も多い。2004年12月にはデュトワ指揮NHK交響楽団と共演し、2004年度ベスト・ソリストに選ばれた。CDはEMIクラシックスから3枚がワールドワイドで発売されている他、2014年にはキングレコードに移籍し、第1弾として「上原彩子のくるみ割り人形」「ラフマニノフ 13の前奏曲」がリリースされた。

 

フジコ・ヘミング(ピアノ)

東京音楽学校(現・東京芸術大学)出身のピアニスト。東京芸大卒業後より、本格的な演奏活動に入り、渡辺暁雄指揮による日本フィルなど、数多くの国内オーケストラと共演。来日中だったサンソン・フランソワは、日比谷でのフジ子のショパン及びリストの演奏を聴き絶賛したという。しかし“一流の証”となるはずのリサイタル直前に風邪をこじらせ、聴力を失うというアクシデントに見舞われる。失意の中、ストックホルムに移住。耳の治療の傍ら、音楽学校の教師の資格を得、以後はピアノ教師をしながら、欧州各地でコンサート活動を続ける。 1999 年NHKのドキュメント番組、ETV特集『フジコ~あるピアニストの軌跡~』が放映され、大反響を巻き起こす。

 


(c)Daisuke Akita

清塚信也(ピアノ)

5歳よりクラシックピアノの英才教育を受ける。中村紘子、加藤伸佳、セルゲイ・ドレンスキーに師事。桐朋女子高等学校音楽科(共学)を首席で卒業後、モスクワ音楽院に留学。 1996年第50回全日本学生音楽コンクール全国大会中学校の部第1位。2000年第1回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA 第1位、2004年第1回イタリアピアノコンコルソ金賞、2005年日本ショパン協会主催ショパンピアノコンクール第1位など、国内外のコンクールで数々の賞を受賞。2015年10〜12月放送のTBS系金曜ドラマ『コウノドリ』(主演:綾野剛)ではピアノテーマおよびピアノ監修を手掛けるほか、ライブハウスのマネージャー役でも出演。同年11月発売の最新アルバム『あなたのためのサウンドトラック』が数週間に渡りオリコン・ウィークリー・ランキング「クラシック部門1位」を獲得するほか、Billboard Japan、Amazon、iTunesなどのチャートを席巻。2016年11月より配信のHuluオリジナルドラマ「代償」(主演:小栗旬)ではエンディングテーマを手掛け、同年12月7日発売のニューアルバム「KIYOZUKA」もBILLBOARD Japan「クラシック部門1位」を獲得。

 


公演詳細情報

モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 東京近郊公演

  • 2017/06/27(火)19:00(開場 18:00)ミューザ川崎シンフォニーホール
    チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 (Vn.大谷康子)
    チャイコフスキー:交響曲第5番
    S席 ¥10,000 A席 ¥8,000 B席 ¥6,000 C席 ¥5,000 D席 ¥3,000
  • 2017/06/28(水)18:30(開場 18:00)東京オペラシティ大ホール
    ショパン:ピアノ協奏曲第1番 (Pf.フジコ・ヘミング)
    リスト:ラ・カンパネラ
    チャイコフスキー:交響曲第5番
    S席 ¥14,000 A席 ¥11,000 B席 ¥9,000 C席 ¥6,000
  • 2017/07/02(日)15:00(開場 14:30)練馬文化センター大ホール
    ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 (Pf.清塚信也 )
    チャイコフスキー:交響曲第5番
    S席 ¥10,000 A席 ¥8,000 B席 ¥6,000
  • 2017/07/03(月)19:00(開場 18:30)東京芸術劇場コンサートホール
    ショスタコービッチ:ピアノ協奏曲第1番 (Pf.上原彩子)
    プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 (Vn.大谷康子)
    チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
    S席 ¥12,000 A席 ¥10,000 B席 ¥8,000 C席 ¥6,000

お問い合わせ先:コンサート・ドアーズ 03-3544-4577 (発売日以外 平日10:00~18:00)

 

◎その他の公演

大阪公演《2017年3月12日(日) 10:00~一般発売》

 

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